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新世代人工芝の進展
新世代人工芝の登場
 1966年、米国ヒュ−ストンの大リ−グ野球場「アストロド−ム」にナイロン樹脂を 原料とする人工芝が初めて施工されて以後、野球場・アメリカンフットボ−ル場・テニスコ−ト等を中心に展開されてきました。
 これらの人工芝は、ショ−トパイル人工芝あるいはニット( 織物 )タイプ人工芝と呼ばれ、パイルの長さが13ミリと短いため 外観は「芝」というよりは「じゅうたん」であり、下地によっては衝撃吸収が十分でないため足腰に負担がかかったり、また、 スライディングした際の摩擦熱で火傷をする事も度々あって改良が求められていました。
 1990年後半に入り、
新世代人工芝 と称されるパイル長が55mm〜70mmと従来の4倍以上の ロングパイル人工芝が開発 されました。その特徴としては、
1 パイルの材質として低摩擦抵抗の直鎖状低密度ポリエチレンが使われており、外観は天然芝と変わらず、感触は滑らかで摩擦による火傷をすることはありません。
2 パイルとパイルの間に土砂に相当する砂とゴムチップを充填材として詰める事により、衝撃吸収性が飛躍的に向上しています。
3 機能面では、「ボールの転がり、バウンドが天然芝に近い」との評価が得られており、ゴムと砂の充填配合比率を変える事により、顧客のニーズに合ったグランドコンディション作りが可能になっています。
4 屋外競技場の天敵は雨ですが、次世代人工芝は透水性にも優れているため、競技場などの稼動率向上にも貢献しています。

 従来の人工芝では見向きもされなかったサッカ−やラグビ−競技などスライディングしても安全で、ゴムチップの弾力性と砂による クッション性の調整により天然芝のような外観とプレイ性能を持つロングパイル人工芝の登場によってサッカ−、ラグビ−場への 普及・展開がはかられています。
 また、天然芝はその維持管理に大変な手間と費用がかかりますが、ロングパイル人工芝は、通常はブラッシングやごみ取りぐらいで済み、 1年中変わらないコンディションを作り出す事が出来、利便性や経費面でのメリットが大きい特徴があります。
(株)アストロのロングパイル人工芝の特色
 ロングパイル人工芝の中でも、 (株)アストロの新世代人工芝 「アストロプレイ」 は、天然芝に近いこうした安全性や機能面が高く評価され、時之栖スポーツセンター・サッカー場( 静岡県御殿場市 )に施工され、日本で初めて国際サッカー連盟( FIFA )推奨施設 として認定を取得しております。また、千葉マリンスタジアムや大阪ドーム等の野球場の他、今年8月に新装予定の川崎球場にも採用され、 アメリカンフットボール場として活用される事になっています。

「アストロプレイ」の特色は、
1 ポリエチレンを原料としたメインパイルの他に、パイルの間にナイロン66を原料とした「倦縮補助パイル」を組み込んで、砂・ゴムチップの充填材の拡散および固形化の防止機能を高めています。
2 ラグビ−のような激しい競技用途向けに大阪体育大学と共同で開発したパイルおよびバッキング材( 基布 )の強度を高めたグレ−ドを有しています。
人工芝の今後の展開
 現在は、主としてスポ−ツ施設を中心に、日ごろの練習も天然芝に近い状態で、あるいは雨天でも 大きくコンディションを損なわない環境でという考え方などから、プロや高校・大学のグラウンドで、人工芝を採用する学校が増えています。
 新市場の展開として、学校のグランドでは、舞い上がる土ぼこりで近隣からの苦情が絶えないというのが背景にあり、近隣に対する
砂塵対策から人工芝を採用する動きがあります。 学校関係のグラウンドは巨大市場でもあり、今後の展開が期待されています。
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