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建築には種々のプラスチックが多量にいろんな部分に使われています。プラスチックの
分野別使用量では約19%となっていて40%の包装材料分野に次ぐ大口となっています。ここでは、建材に用いられるプラスチック素材、そのうち
主要なものと最近の話題を中心にご紹介します。
建材は大きく分けて屋外、屋内、その境界とに分けることができますが、最近の興味の焦点は環境問題に関連した省エネ問題、快適性に関連した
気密防音性、シックハウス症候群対策との関連での低VOC(揮発性有機化合物)等々でしょう。
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| [屋外] |
まず目に付くものとして、雨樋、パイプ、
ダクト類などが挙げられますが、これらには殆どポリ塩化ビニル(PVC)が使用されています。
PVCは加工が容易で耐候性等の耐久性があり、難燃性でもあり、屋外の建築材料としては最適で、アプコ(株)の「
ビニカ」「
スミコンVM」は雨樋やパイプのジョイント部、各種ダクト類などに
用いられています。また、家屋外壁のサイディング
や目地材
にもPVCがよく用いられます。PVC製のサイディングはコンクリート等と比べ、意匠性に優れ、
軽量で施工も容易にできます。更に断熱性の高さから省エネ効果が得られるなど環境面でも有効である等々利点が多く近年著しく成長しています。
これらの用途にもアプコ(株)の各製品が使用できます。
その他大きなものにカーポートの屋根
その他透明な仕切り板などにポリメチルメタクリレート(PMMA)、PVC、ポリカーボネート(PC)等の板が用いられています。強度、難燃性を生かし
最近はPC製が増えていますが、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)は「
ユーピロンシート」の商品名で最適材料を
提供しています。これらプラスチック製屋根材はカーポートのみならずアーケード、屋内プール、高速道路遮音板等々非常に幅広く用いられており、
三菱樹脂(株)では、優れた耐候性と耐衝撃性を併せ持ったPC製屋根材「
ステラ」を上市しています。
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| [屋内] |
省エネと快適性双方に関連して、最近では
断熱材が多量に使われています。
ここには繊維系ウール類、各種発泡プラスチック、不織布、プラスチック製シート等が用いられています。発泡プラスチックはポリウレタンや
ポリスチレン(PS)が多く、特に発泡PSはノンフロンで地球温暖化防止の意味でも好まれ、また熱可塑性でもあるのでリサイクル性にも優れており
環境保全の点では有利だと言え、PSジャパン(株)の「
PSJポリスチレン」がよく用いられています。
ほかにポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)の発泡品が使われることも多くなっております。不職布やシート類は種々のプラスチック製のものが
ありますが、本用途にはコスト的にPEまたはPPが多いようです。前者は日本ポリエチレン(株)の「
ノバテックLL」や「
ノバテックHD」後者は
日本ポリプロ(株)の「ノバテックPP」
が適しています。
次に大きな比重を占めるものに壁紙
があります。従来は専らPVC系、現在でもまだ90%がPVC系ですが、オレフィン系、さらにはケナフ等の
天然繊維系などが出てきています。PVC系ではヴィテック(株)の 「
ペーストレジン」「
ブレンディングレジン」などが好んで用いられています。
オレフィン系では日本ポリエチレン(株)の低密度PEの「
ノバテックLL」が
適しています。
これらプラスチック製シートは、配水管に巻くその他で防音用に用いられることもよくあります。
その他目につかないものに床アジャスター
があります。基礎あるいは支柱等から床を均一水平面に調整する床下の部品で、ナイロン(Ny)製が
多いようです。特にオフィスビルではビル内LAN等通信網設置のためにフリーアクセスフロアと呼ばれる、床の下に配線用スペースを設けることが
近年通常となってきており、こういう部品は増加する方向です。三菱エンジニアリングプラスチックス(株)の「
ノバミッド」や同じく特殊高剛性Nyである「
レニー」などがよく用いられています。
近年シックハウス症候群等環境安全・衛生性がよく問題視され、平成15年7月に「
建築基準法」も改正され、
快適性のための気密・防音の反面、VOC対策として使用材料によっては強制換気が義務付けられることもあり、屋内用の材料選定には注意が
必要です。 |
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| [境界領域] |
最も注目すべきはサッシ
およびその周辺部でしょう。一般ユーザーが望むサッシの機能としては気密性、断熱性、遮音性、
結露防止などがありますが、これらの機能を満足させるのが樹脂製サッシです。北海道などでは新築の90%が樹脂製となっていますが、
外部は着色PMMA、室内側やガスケット部分はPVCとなっているものが多いようです。PVCとしてはここでもアブコ(株)の「
ビニカ」や「
スミコンVM」、ヴィテック(株)の「
サスペンジョンレジン」がよく用いられています。
断熱と言う意味で窓ガラスも複層ガラスにするのが増えており、間に空気層を設け、更にはポリエチレンテレフタレート(PET)その他の
断熱フィルムを張ることも成されて
います。またこのようなフィルムは室内側に張られることもあり、断熱とともに紫外線遮断の役割を持たせることなども成されています。これらの
フィルムは、「三菱化学ポリエステルフィルム(株)」
が種々提供しております。
その他サッシ関連部品には種々
プラスチックが利用されており、耐磨耗性、摺動性等に優れているとしてポリアセタール(POM)が戸車に、更に加えて衝撃強度にも優れているとして
高分子量の高密度ポリエチレン(HDPE)が戸車や車止緩衝部品
等に用いられています。前者の素材として、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)の「
ユピタール」、後者は日本ポリエチレン(株)の「
ノバテックHD」が
よく知られています。また剛性と耐衝撃性を兼ね備えたものとしてナイロン系(Ny)の樹脂がアングルやコーナーに多く用いられていて
三菱エンジニアリングプラスチックス(株)の「
ノバミッド」が有名ですが、中でも同社の「
レニー」は特に高剛性のNy系の樹脂として、
ロック部や
取っ手、ジョイントブロック、コントロールハンドル
その他多くの部品に使用されています。 |
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以上、ここでは建材用のプラスチック素材を中心にご紹介しましたが、これらに加えて
上に述べたような成形品としてのパイプ、シート・フィルム類、そしてプラスチックと種々の他材料との複合材など建材用プラスチック資材は
数多くあります。三菱化学グループでは、これらの非常に多種類の建築資材を含め、さらには雨樋、仕切板など最終製品をも提供しています。
本サイトの「製品情報一覧」をご覧下さい。
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